プロローグ
この地上の平和を守る正義の聖闘士達の活躍によって、アスガルドに再び平和のときが訪れた。
だが、神闘士の復活と前後して、この地上に襲いかかってきた災厄は収まらなかった。
津波や洪水といった災厄が世界各国で相次いで起こり、そればかりか世界中に降り注ぐ雨で水位が上昇してしまい、このままでは地球全体が水に覆われてしまうのではないかと心配された。
あゆ達はアスガルドでの闘いの渦中で、気になる事を耳にした。
海皇ポセイドン。
セイレーンの長森瑞佳より明かされたのは、意外な名前であった。
七つの海を支配する海皇ポセイドンは、かつて女神アテナと地上の覇権を巡って幾度も闘ってきた相手であり、今度の災厄はポセイドンによって引き起こされたものだったのだ。
そして、相沢祐一は、すべての小宇宙を萌やし尽くした後、ポセイドンによって拉致されてしまう。
波間に消えた祐一を探すため、あゆ達の新たなる闘いが始まるのだった。
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