幻奏華伝 設定資料

 

 人物編

 

 相沢祐一(一話〜)

 

 本編の主人公。名雪とは同じ歳でいとこ同士。

 雪華の街に産まれたが、七年前に中央のスクールに通うために街を出る。ちなみにスクールでの成績評定は最低のF。

 街の危機に際して帰って来る事になる。

 

 水瀬名雪(一話〜)

 

 雪華の街の領主代行、水瀬秋子の娘。

 雪華の街では魔道兵団の兵団長をしており、母親譲りの高い魔力を持っているが、あまり複雑な魔法は使えない。

 七年前に祐一と別れて以後は手紙でのやり取りを続けており、別れ際に赤いビー玉をもらっている。

 祐一の事は好きだが、今のところいとこ同士以上の感情は抱いていない。

 

 月宮あゆ(一話〜)

 

 雪華の街の大公の娘で公女殿下。

 子供っぽい外見を気にしており、どう見ても祐一と同じ歳には見えない。

 名雪と同様に高い魔力を持っているが、あまり複雑な魔法は使えない。

 七年前の別れの際には赤いカチューシャをもらっており、いつでもそれを身に着けている。

 祐一の事が好きだが、ライバルが強力すぎるために積極的になれない。

 

 沢渡真琴(一話〜)

 

 十年前に街の大門前に倒れているところを発見され、衰弱しきっていたところをかろうじて一命を取り留める。

 自分の名前以外の記憶を失っており、それ以後水瀬家の養女となる。年齢が良くわからないため、便宜上名雪の妹として扱われている。

 雪華の街では偵察猟兵団を率いており、特に偵察情報活動を得意とする。

 何故か動物とお話ができるという特技を持つ。

 祐一の事が好きだが、男と女というよりは兄妹の関係に近い。

 

 川澄舞(一話〜)

 

 華音中央のスクールに通う。

 祐一のスクールでの親友で、入学以来の付き合い。倉田伯爵となんらかのつながりがあると噂されている。

 スクールでは主に倉田伯爵の息女、倉田佐祐理のボディガードを勤めている。

 剣の腕はスクールでも随一で、女性ながら騎士の叙勲を受けている。

 

 美坂栞(四話〜)

 

 美坂香里の妹。

 薬学に詳しく、雪華では医療や薬物の調合等を行っている。

 普段は雪華にある酒場『雪桜』でウェイトレスのアルバイトをしている。

 虚弱体質であるが、命に関わっている病気を患っているわけではない。北川の事が好き。

 

 美坂香里(一話〜)

 

 雪華の街では秋子に次ぐ地位にいる才女。

 名雪の親友で、栞の姉。元々は孤児であったが、秋子に才能を見出され現在の地位に就く。そのため、秋子には言葉では言い表せないほどの感謝をしている。

 中央の政策には嫌悪感を抱いているため、最初祐一の事も同列視して嫌っていた。

 

 倉田佐祐理(十四話〜)

 

 華音中央の名門貴族、倉田伯爵の息女。

 久瀬侯爵の息子、久瀬武士とは親同士が決めた許婚であるが、当人同士はそれらを超えた信頼の絆で結ばれている。

 倉田伯爵の革新的な思想によってスクールに通っていて、祐一とは良い親友関係となっている。

 魔道学を修めており、その高い魔力容量は華音でも随一といわれている。

 

 天野美汐(八話〜)

 

 雪華の街で尼僧をしている少女。

 現在ではほとんど廃れてしまった翼人を祭る教義を信奉しており、その一方で孤児院を経営している。

 争いを好まない性格であるが、北川の事が好きで、いつもその身を案じている。

 

 水瀬秋子(一話〜)

 

 雪華の街の領主代行を務める。

 温和で争いを好まず、領民の生活を第一に考える政策により、近隣の村落の住民からは『聖母』と呼ばれている。

 名雪の母親だが、外見上は姉にしか見えない。

 

 北川潤(四話〜)

 

 雪華の街の傭兵団の団長を勤める。

 元は野盗の集団だったが、秋子によって制圧された後に改心し、恭順の意思表示として街を守る傭兵団となる。

 それだけに中央への反発心も強い。あらゆる武器を使いこなす戦いのスペシャリスト。

 

 久瀬武士(十四話〜)

 

 華音中央で情報を司る久瀬侯爵の息子。

 スクール時代の祐一の悪友で、佐祐理の婚約者。

 腐敗した中央の政治を嘆いているが、革命を起こせるほどの人望は持ち合わせていない。

 

 相沢大祐(一話〜)

 

 祐一の父親。第十五次皇華戦争の際に戦功を立て、華音国王から恩賞として、男爵位と妻、未悠を賜る。

 華音では軍部を司る立場にあり、傭兵団ギルドのマスターも兼任している。

 また、天才的な軍略家としても知られている。

 

 相沢未悠(十話〜)

 

 祐一の母親。第十五次皇華戦争で戦功を立てた大祐の妻となる。

 秋子とは姉妹の関係にあり、三つほど年上であるが外見上は名雪とさほど変わらない。

 

 水瀬雪人(十七話〜)

 

 秋子の夫で名雪の父親。故人である。

 大祐の親友で、第十五次皇華戦争の際に戦功を立てた事により、華音国王より男爵位と妻秋子を賜る。

 その後は雪華の新領主として赴任するも、若くして病に倒れる。

 

 高槻(一話〜)

 

 現在華音の宰相を勤める男で、それ以前の出自が明らかになっていない謎の人物。

 錬金術を得意とし、華音の政治を腐らせた張本人。

 

 朝倉純一(三話〜)

 

 初音軍精鋭部隊『風見旅団』を率いる勇将。

 かったるい、が口癖で、普段は昼行灯とも呼ばれている。

 戦いの際には相手を見下してしまう傾向があるが、引き際を心得ているある意味もっとも恐ろしい人物。

 

 朝倉音夢(三話〜)

 

 朝倉純一の妹であるが、血は繋がっていない。

 怠惰な兄に代わって軍団を切り盛りする才覚を見せる。

 

 水越眞子(三話〜)

 

 初音の名門水越家の次女。

 音夢とは仲がよく、純一とも仲がいい。風見旅団においては軽装騎兵連隊を束ねる連隊長。

 水越家の家宝フラムベルジェを賜っている。姉が一人、弟が一人いる。

 

 天枷美春(三話〜)

 

 純一と音夢の幼馴染。

 明るく元気な少女で、通称わんこと呼ばれている。

 風見旅団では軽装歩兵連隊を束ねる連隊長をしている。

 

 工藤叶(三話〜)

 

 純一の親友。

 風見旅団の作戦参謀を務める。

 初音の名門工藤家の跡取り。

 

 杉並(三話〜)

 

 純一の悪友。

 風見旅団では情報参謀を務めており、独自に非公式新聞部といわれる情報組織を持っている。

 

 月城アリス(三話〜)

 

 初音の王女。

 両親を相次いで亡くした後は心を閉ざし、人形のように笑顔を見せない。

 王宮内では摂政の良祐と執事の瀬場とで暮らしている。純一や美春とは友達同士である。

 

 巳間良祐(三話〜)

 

 謎の錬金術師。

 初音の王女、月城アリスの後見役として摂政に就任。その事が旧王朝派との軋轢を生む原因となっている。

 学識に富み、軍師としての才能もある。

 

 岡崎朋也(八話〜)

 

 幸村塾に通う一般人。

 雪華の街ではごく普通の暮らしを営んでいたが、風見旅団の進攻に伴い、義勇兵として戦場に立つ。

 古河渚とは公認の仲で、彼女の家に居候している。

 

 古河渚(八話〜)

 

 魔道兵団副隊長を務める。

 雪華の街では名雪、あゆに次ぐ魔力の持ち主であるが、あまり複雑な魔法は使えない。

 朋也とは公認の間柄であるが、年上である事を気にしている。家業のパン屋を手伝う事もあるが、たまに『雪桜』でウェイトレスのアルバイトをしている。

 

 坂上智代(八話〜)

 

 香里の補佐役。

 雪華では香里と共に秋子の治世の手助けをしており、その行動力には定評がある。

 仕事の最中にはメガネをかけているが、プライベートでははずしている。

 

 藤林杏(八話〜)

 

 雪華の街の偵察猟兵団の副隊長。

 妹の椋とは双子の姉妹で姉。副隊長といっても事実上部隊を率いているのは彼女のほう。

 男勝りで口が悪く、乱暴な言動が目立つが、本当は面倒見のいい女の子である。

 

 藤林椋(九話〜)

 

 杏の妹。

 活動的な姉に似ず、引っ込み思案で消極的な性格。普段は栞と一緒に『雪桜』でウェイトレスのアルバイトをしている。

 占いが趣味であるが、当たったためしは無い。柊勝平とは恋人同士である。

 

 一ノ瀬ことみ(八話〜)

 

 香里の補佐役。

 雪華でも優秀な部類に入る頭脳の持ち主だが、性格が幼く、人見知りが激しい。

 渚、椋と仲がいいが、この三人が集まると、俗に『アホアホトライアングル』と言う不思議空間が発生してしまう。

 

 伊吹風子(八話〜)

 

 魔道兵団に所属。

 潜在的に高い魔力を持っているが、ほとんど発現していない。

 あゆより年上なのだが、その容姿はあゆより幼い。

 

 相良美佐枝(九話〜)

 

 『雪桜』のマスター。

 若いころは雪華でも清楚な美少女として知られていたが、今はため息の似合う苦労人。

 姉御肌で、雪華の少女達のよき相談相手となっている。

 

 春原陽平(十一話〜)

 

 幸村塾に通う一般人。

 朋也の悪友で、風見旅団の進攻により、義勇兵として戦場に立つ。

 器量は十人並み、度胸はびびりといいところが無いが、逃げ足の速さには定評がある。

 

 春原芽衣(九話〜)

 

 陽平の妹。

 年齢のわりにはしっかりしており、兄の将来を心配している苦労人。

 そのせいか美佐枝とは気が合い、たまに『雪桜』を手伝っている。

 

 柊勝平(九話〜)

 

 幸村塾に通う一般人。

 椋とは恋人同士で、足が速い。

 風見旅団の進攻により、義勇兵として戦場に立つ。

 

 芳野祐介(九話〜)

 

 雪華の街の一般市民。

 かつては吟遊詩人として生計を立てていた事もあり、その歌声とリュートの腕前には定評がある。

 風見旅団の進攻により、義勇兵として戦場に立つ。

 

 伊吹公子(二十一話〜)

 

 風子の姉。

 雪華の街にある大聖堂の管理人で、尼僧をしている。

 芳野祐介とは婚約者の間柄である。

 

 宮沢有紀寧(二十一話〜)

 

 雪華の街で尼僧をしている少女。傭兵をしていた兄が戦死したことにより尼僧となる。

 傭兵団を相手にカウンセリングを行っており、不思議な包容力には定評がある。

 おまじないが趣味。

 

 古河秋生(七話〜)

 

 古河ベーカリーの店主。

 雪華商工店協会の代表者で、不良中年。

 風見旅団の進攻により、義勇兵として戦場に立つ。

 

 古河早苗(十九話〜)

 

 秋生の妻で渚の母親。で、あるがその外見上は恐ろしく若い。

 雪華の街でパン屋を営む傍ら、子供達を集めて私塾を開いている。

 秋子の謎ジャムと並ぶオリジナルパンの製作者でもある。

 

 幸村俊夫(九話〜)

 

 幸村塾塾長。

 かつてはあまたの戦場を駆け抜けた猛者であるが、今は単なる好々爺。

 幸村塾では剣の取り扱いや戦闘方を教えている。

 

 神奈備命(十四話〜)

 

 空音の代表。翼人。

 白き翼を持つ風司の末裔の少女で、国際文化交流委員会の議長。

 古の記憶を次ぐもので、戦を望む人の業を愁いている。

 

 国崎裏葉(十四話〜)

 

 神奈の付き人。

 国際文化交流委員会の一員で、彼女自身も優れた法術の使い手。

 柳也とは夫婦で、息子が一人いる。

 

 国崎柳也(十四話〜)

 

 空音の軍政官。

 周辺諸国には中立を表明している空音であるが、高野聖と呼ばれる戦闘集団を擁しており、その最高司令官。

 剣の腕は大陸でも髄一と呼ばれている。

 

 遠野美凪(十四話〜)

 

 星見の少女。

 空音で占星術を使い、未来を占う。その的中率の高さは驚異的ですらある。

 

 空真理(十四話〜)

 

 謎の翼人。

 黒き翼を持ち、常に闇に身を置く。

 世俗の雑事には興味がないが、面白そうな事にはなんでも首を突っ込む。

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